2015/05/29 練心庵落語会 五月席

記:納谷久美子

 

五月席の演目は「東の旅 発端〜煮売屋〜七度狐」でした。

あまり上演されない珍しい話だそうです。落語家の卵が練習に使うものだそうです。なるほど、練習には良さそうだなと思いました。ものを食べる場面が多いのです。

せんすを、箸や、団子の串に見立てて、いかにも食べているかのように演じます。体の動きだけでなく「ずずずっ」と、うどんやお茶をすするような音も立てます。

 

「話はあまり面白くないでしょう?だから、あんまり演じられることがないんですよ。」とのこと。うーん、確かに、波瀾万丈なストーリーではありませんでした。でも、旅の道中、驚くようなことがたくさんあります。

ただ、この話は、そこを言ってしまうと「驚きたかったのに残念!」てなことになってしまうため、何が起こるのかはナイショです。